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ラオス体験記「タート・ルアン祭」

ラオスの雨期から乾期へと移り変わる節目に「安居明け」と呼ばれる祝日が10月の満月に決められている。仏教国では僧侶達がこれを境に活動を活発し、約一ヶ月後の満月を迎える日(概ね11月)にラオス最大の「仏教祭典」が約一週間にわたって首都ビエンチャンに鎮座するストゥーパ「タート・ルアン」で行われ、ラオス国内から大勢の僧侶達が上京して来ます。

市民の多くはタート・ルアンへお参りに訪れストゥーパの周囲を時計周りに3周しながら祈りを注ぎ、最後に供物をストゥーパへ捧げてお参りを終える。

日夜、参拝にやって来る大勢の市民は殆ど家族、兄弟姉妹などだが圧倒的に女性参拝者達が多く皆、正式な参拝衣装で身を包み、中には民族衣装でお参りに来た女性達の姿も目に付きました。

このような参拝期間の最終日には上京して来た僧侶達へ、感謝の托鉢を僧侶がするのでは無くお参りに来た人達がご供養を僧侶達へ捧げる托鉢でした。

会場一帯に上京して来た僧侶達で埋め尽くされている中を、これまたお参りに来た人達で身動きが取れない参拝者達は祈りながらご供養を僧侶へ捧げる様子は仏教国ならではの情景でした。 合掌

正装した女性参拝者 
一般参拝者が僧侶へ托鉢
ストゥーパを取り囲む参拝者
上京してきた僧侶達