6月19日(水)(現地18日)、2022年度在ニカラグア日本国大使館「草の根・人間の安全保障無償資金協力」プロジェクトに基きエル・ロサリオ市へ寄贈される消防車の寄贈オンライン引渡し式が開催されました。引渡し式にはプロジェクトを実施した在ニカラグア日本国大使館、車両の供与を受けるエル・ロサリオ市をはじめ、日本から消防車を寄贈した群馬県甘楽町、駐日ニカラグア共和国大使館等から多くの関係者が参加した他、日本外交協会も招待を受け参加しました。
本事業は、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会でニカラグア共和国のsホストタウンとして登録されていた群馬県甘楽町がニカラグアとの交流を深める中でエル・ロサリオ市に対して中古消防車を無償供出し、在ニカラグア日本国大使館「草の根・人間の安全保障無償資金協力」プロジェクトに基き寄贈したものです。
挨拶の中で、在ニカラグア日本国大使館 中村和人 特命全権大使は、2025年が日本とニカラグアの外交関係樹立90周年を迎えることに触れ、そのようなタイミングで消防車の寄贈が実現できたこと、また甘楽町とニカラグアはJICA研修プログラム研修生の受け入れ等を通じても自治体同士の活発な交流が続いていることは喜ばしく、今後も一層両国の絆が深まっていくことを期待している旨述べました。
中古消防車を無償供出した甘楽町の茂原荘一 町長は、消防車がニカラグアの人々の命を守り、防災活動に大きく貢献することを期待するとともに、エル・ロサリオ市との交流が続いていることを嬉しく思う旨述べました。
中古消防車・救急車等の寄贈事業は、日本の自治体や企業といった多くの皆様のご理解とご支援に支えられております。日本外交協会では、今後も世界各国における日本大使館の支援スキームである「草の根・人間の安全保障無償資金協力」等を通じた海外の中古消防車・救急車等の寄贈要請に応じるべく、取り組んでいきます。
本日のオンライン引き渡し式へご招待を頂きましたこと心より御礼申し上げます。
以上
海外援助事業